徳田虎雄・徳洲会名誉理事長

昭和13年(1938)2月17日生まれ、徳之島出身。大学受験のため徳之島高校から大阪の高校に編入し、昭和34年(1959)大阪大学医学部に入学。

大阪大学医学部卒業後、大学病院・公立病院に勤務し、昭和48年(1973)に最初の病院、徳田病院を大阪府松原市に開設。昭和50年(1975)医療法人徳洲会を設立、全国各地に病院施設を展開し、徳洲会グループを国内最大の民間病院グループに育て上げた。衆議院議員4期。

平成14年(2002)難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症するも、平成25年(2013)まで理事長を務め、「生命だけは平等だ」の理念の下、離島・へき地医療、救急医療、国際医療協力に力を注いだ。「いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる社会」の実現に向け全身全霊を捧げたその思いは、多くの医療従事者に受け継がれている。

 

平成17年(2005)の徳之島町ほか、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町、瀬戸内町、屋久島町から名誉町民の称号が授与されている。

令和6年(2024)7月10日、20年の闘病のすえ湘南鎌倉総合病院にて86歳で逝去。